「春になると自動車税の通知書がまとめて来て、車検も近くてお金が一気に出ていく…」という声は毎年のように聞かれます。税金と車検のタイミングを少し工夫するだけで、年間の出費を数万円単位で平準化できる場合があります。エコカー減税や補助金は、燃費や排ガス性能の良い車に税優遇や現金支援が出る制度で、賢く使えば乗り換えコストを大きく抑えられます。

電できるハイブリッド)などの購入時に、国や自治体から一定額が支給される制度です。

春の自動車税を軽くする考え方

自動車税(正式には自動車税・軽自動車税)は、毎年4月1日時点の所有者に1年分が課税されます。つまり、4月以降に売却・廃車しても、その年の税額は基本的に丸々かかると考えた方が安全です。

逆に、買い替えを「3月末まで」に済ませるか「4月2日以降」にずらすかで、旧車と新車の二重課税状態を避けやすくなります。特に排気量の大きい車や重いミニバンからダウンサイジングする場合、1年あたりで見れば税額が数千円〜数万円下がるケースもあります。

ただし、納税証明書がないと車検に通らないため、春〜初夏に車検が来る人は支払いの順番に注意が必要です。コンビニやオンライン納付だと納税情報の反映まで時間差が出ることがあり、車検当日に「反映待ち」で慌てるケースもあります。

車検タイミングでできる節約術

車検(道路運送車両法に基づく定期検査)は、乗用車で新車3年目、その後は2年ごとに受ける義務があります。いつ受けても有効期限そのものは変わらないため、1か月前〜満了ギリギリまでのどこで受けるかが実質的な「節約ポイント」です。

とくに、車検の前後で「買い替えるか」「あと2年乗るか」で悩んでいる人は、次のように考えると判断しやすくなります。

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あと2年以上確実に乗るなら:車検を通して、タイヤやブレーキは次回車検まで持つ部品だけ交換

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1年以内に買い替えるかもしれないなら:安全に直結する最低限のみ整備し、大物交換は先送り(ただし安全性は妥協しない)

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10年以上経過で修理見積もりが高額なら:車検前に見積もりを取り、「車検+修理費」と「エコカーへの乗り換え総額」を比較

10年を超えた車は、部品劣化による想定外の修理が増える傾向があり、1回の車検で数万円〜十数万円規模の追加整備が必要になることもあります。燃費の悪化でガソリン代もかさむため、「車検2回分(約4年)でかかる総コスト」で考えると、エコカーへの乗り換えの方がトータルで安くなる例も少なくありません。

2026年エコカー減税・補助金の方向性

2026年は、エコカー関連の税制や補助金が見直されるタイミングに重なる可能性が高いとされています。政府は段階的に、ハイブリッド車だけでなく、電気自動車や燃料電池車(電気を水素から作る車)などゼロエミッション車へのシフトを促す方向で議論を進めています。

電設備への支援は、金額や対象範囲を見直しつつ継続される公算が高いと報じられています。

ただし、具体的な減税率や補助金額は毎年の予算編成で変わり、年度途中に締め切られることもあります。2026年春〜夏に乗り換えを考えている人は、「車検の満了月」「自動車税の課税タイミング」「補助金の申請受付期間」の3つをカレンダーに書き出し、数か月単位で前倒し・後ろ倒しした場合の総額を比較してみてください。

最終的な制度内容は、国の公式発表や販売店の最新資料を確認しながら判断するのが安全です。春の出費を「仕方ない」で済ませず、税と車検とエコカー優遇をセットで眺めることで、家計と環境の両方にメリットのある選択肢が見えてきます。